偏差値教育は悪いこと?
『偏差値教育』と聞くと、反射的に悪いことだと感じるかもしれません。
可能性の塊である子供たちを偏差値という数値で評価するわけですから、ある意味人格無視ともいえる部分はあるかもしれません。しかし、偏差値教育が悪いからと言って、偏差値そのものを嫌うのはいかがなものでしょうか。
偏差値は子供たちの成績を客観的に判断するには便利なものです。クラス内の成績順や平均点だけでは把握できない部分を補うには偏差値は欠かせない数値です。ただし、偏差値を絶対視してしまっては偏差値教育の影の部分が大きくなってしまうので注意が必要ですね。
最近は見直されつつありますが、偏差値教育の反動として導入されたゆとり教育が結局は失敗だったという意見が多くなっています。
偏差値を使った高校進学指導や生徒たちの成績把握は子供たちの成績を客観的に判断するための「数値化」が目的でした。「平均点」、「偏差値」といった数値基準があることで、テストの成績で人が評価されるときにも、そこには明確な評価基準が存在し、誰もがその評価基準を理解し共有できました。いわば、数値化による透明性が高かったのです。
また偏差値は勉強の全然出来ない子供にとっては現実から少し目を逸らす役割も担っていました。とにかくテストの点数が0点でも偏差値は”0”にならないわけです。また、勉強の出来る成績の良い子供については、決して「100」まで到達しない偏差値がモチベーションの維持のお手伝いをしていたともいえるでしょう。
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